市民交響楽祭無事終了(2004)

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いよいよ当日。8月22日(日)は、朝9時には全員が集合。管打楽器は舞台セッティングに、弦楽器はプログラムへのチラシ挟み込みと、それぞれが役割をこなした後、入念なステリハを10時から行ないました。

岩村先生のステリハ進行は、その棒さばきとともに見事なものでした。一通り、必要な部分を漏らさず、そして最大限、できうるかぎりの修正作業を施してくださいました。

「一番最初の練習の時に申し上げたことは、最初の練習というのは1回しかないということでした。今日、ここで演奏することで、このオーケストラはお別れになります。だからこそ、このアンコールで演奏する威風堂々の中間部はとても大切。しっかり歌い込んでください」とハートをたたきながら、真剣におっしゃっていました。

団員の気持ちも最高潮に。昼食を取り、正装し、いよいよお客様をお迎えします。1時15分の開場時間には、すでにたくさんのお客様がミューザの歓喜の広場にお越しくださいました。定刻に開場。さあ、晴れがましいこの大イベントが始まりました。お迎えは木管有志によるドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」の木管五重奏版によるロビーコンサート。素晴らしい響きで幸先良い始まりです。

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本番は、ドヴォルザークの「謝肉祭」からスタートです。お祭りコンサートの冒頭にとても相応しい華やかな曲ですので、いい感じで始まりました。クロマティックの難しいところも何とかクリア。中間部のメロディックなところはわりとうまくいきました。続くレスピーギの「ローマの松」。ミューザという素晴らしいホールにぴったりの曲だけに、演奏者もお客様もとても満足の行く内容となりました。途中、ステージ外で演奏されるバンダ(イタリア語でバンドのこと)の金管楽器の音色に、ホールのあちこちを見ながら、その音の出所を探すお客様の姿は、とてもほほ笑ましいものでした。メインは、ドヴォルザークの「新世界」。メンバーを入れ替え、気持ち新たに臨んだシンフォニーも、素晴らしい集中力は途切れませんでした。もちろんアンコールの威風堂々も感動的な演奏ができました。

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録音を担当したエンジニアの方によれば、「単一オケでなく合同オケとなることで演奏が粗くなることが心配されたけど、驚くほどの完成度。録音もミューザの素晴らしい音響でスムーズに運びました」との声。音楽専門誌の取材で訪れた音楽評論家は、「失礼ながら予想以上のでき。名フィルやウィーンフィルよりも素晴らしい完成度!」と絶賛。メンバーも「ミューザの舞台で印象に残ったことは、拍手でした。いつものホールだと、拍手は前からしか聞こえてきませんが、ミューザでは、拍手が降ってくるというか、拍手に包まれている感があり、とても感動しました。岩村先生がスコアをたたんでお客様から笑いが起こったとき、笑い声が、なにごと?と思うようなどよめきになりましたね。ああ、すごい音響なんだなーと、変なところで感動しました」との感想も。

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